映画『哀愁しんでれら』完成報告会にマイナビティーンズが潜入レポート!

映画『哀愁しんでれら』完成報告会にマイナビティーンズが潜入レポート!

本日開催された映画『哀愁しんでれら』完成報告会イベントの様子をお届けします!

 

―まず初めに、配信をご覧いただいている皆さんと2月5日(金)に公開を迎えるお気持ちをお聞かせください。

 

主人公・福浦小春を演じた土屋太鳳さん

土屋太鳳(以下・土屋):いろいろな気持ちの中で画面を通してご覧になっている方々、本当に本当に本当にありがとうございます!とてもお会いしたかったです。『哀愁しんでれら』渡部組一同、とても寂しく思っております。でも私たちの顔は普段よりちょっと近く観れると思うので、その表情を楽しんでもらって、小春たちの思いを受け取っていただければと思います。本日はよろしくお願いします。

 

小春の出会った王子様・泉澤大悟を演じた田中圭さん

田中圭(以下・田中):… 配信です(笑)。本当は来てくれたお客さんの顔を見たいのが本音ですが、配信してくれるだけ嬉しいなと。久しぶりに(出演者の)みんなと会えて幸せでございます。短い時間ですけど、楽しんでいってください。

 

大悟の一人娘・ヒカリを演じたCOCOさん

COCO:皆さん初めまして、泉澤ヒカリを演じさせていただきました、COCOです。この作品で初めてお芝居に挑戦させていただきました。本日はよろしくお願いします。

 

小春の父・福浦正秋を演じた石橋凌さん

石橋凌(以下・石橋):まだまだ大変な日々が続いていますが、皆さんお元気でしょうか?今日は配信という形でお楽しみください。

 

本作の監督を務めました渡部亮平監督

渡部亮平監督(以下・渡部監督):脚本と監督をしました、渡部亮平です。本来ならここもいっぱいの人に入ってもらって観てもらうことを、すごく夢に思っていたんですけど、楽しみはとっておいて、公開したらぜひ劇場で観ていただけたらと思います。配信をご覧の皆さん、短い時間ですがよろしくお願いします。

 

役柄や撮影の思い出

―小春は幸せを夢に見る普通の女の子なんですけど、最後の方に行くと様子が変わってきて、世間を震撼させる事件を起こしてしまうという女性。それをどのように捉えて、どのようなことを意識して演じましたか?

土屋:小春はごく普通の女の子で、でも普通でいることって幸せでいたいと思うことと同じくらい大変でというか、我慢しなきゃいけないことがあって。その我慢と努力をすることによって押し殺す気持ちも出てくると思うので、学校や会社などいろんなところで皆さんも同じ感情を持っていると思うんです。だから自分がどうこうしようということではなく、ごく普通に演じたという感じです。

 

―共演された田中さんとの印象に残ったエピソードはありますか?

土屋:圭さんとはお芝居のことから普段の本当に普通の会話をしてました。さっきも話してて思い出したんですけど、寒い撮影の時に温かい飲み物を買ってきてくださって、それをストーブの上で温めて、一緒に飲んだんです。そういう心遣いが素敵だなと思いました。

 

田中:ありがとうございます。

 

土屋:お芝居はもちろん素晴らしいです!

―お芝居についてどのような話し合いをされましたか?

田中:監督を交えて、「このシーンどうしましょうか?」とか、相談しながら撮影していた思い出があります。

 

―田中さんが演じられた大悟とは、変わった出会い方をしていますが、王子様のような方なんですよね。ただ徐々に別の顔が見えてくるという、小春の運命を狂わせていく男性だったと思うんですけど、演じる上で意識されたことはありますか?

 

田中:あまり意識して表現しようとするのは違うのかなと思って、あまり意識しないように意識してました。途中で大悟の部屋が出てくるんですけど、もうあの部屋だけで説得力があったので、変にサイコパス的な感じを出すのも違うかなと思いました。

 

―土屋さん演じる小春は危機迫るものがあったと思うんですが、田中さんから近くでご覧になっていて、小春はどんな感じでしたか?

田中:カメラが回ってる時と回ってない時のギャップがすごいので、今までふわ〜としていたところから、きゃー!ってなるからメリハリがすごいです。

 

土屋:そうですね…上手いです(笑)。

 

田中:だいたい宙に浮いてる感じです。

 

土屋:そんなことないですけど、作品自体も難しくて。いろんなものがぐるぐる回っていく中で圭さんが私の手をとって、自分の子供を説得しているみたいに「うん、うん」って聞いてくださったのを覚えています。あと、お芝居に対しての爆発力というか、偶然ではなく積み重ねていった中で本番にぶつける感じがあったので、絶対に良いシーンが撮れるというのは確信しながら撮影してました。

 

―渡部監督は近くで見ていて、いかがでしたか?

監督:先ほど言っていたように、二人とも本番直前までふわふわしている感じで”大丈夫かな?”って思うんですけど、本番になった瞬間に集中力を高めて変わるので、そこはさすがだなーと思って見てました。

 

―そしてCOCOさん、60万人を超えるフォロワーを持つキッズインスタグラマーとして活躍されていますが、なんと今作が演技の初挑戦となり、撮影は緊張しましたか?

COCO:初めてのシーンはちょっと緊張したんですけど、皆さんが優しくサポートしてくれたので、次のシーンからは楽しく撮影できました。

 

土屋:すごいよ、こっちん!

―思い出に残っている撮影現場のエピソードはありますか?

COCO:絵を描くシーンの撮影の時、空き時間に太鳳さんと圭さんと似顔絵を描き合ったのが楽しかったです。ちなみに一番絵が上手なのは、太鳳さんでした(笑)。

 

土屋:ありがとう、嬉しい!COCOちゃんと現場では楽しくお話ししたり、絵を描いたりしてて、でもCOCOちゃんはすごく大変なシーンが多くて。その中でも必死に食らい付いて、ヒカリという役を大事に生きてくれたんです。苦しいこともたくさんあっただろうなと思いますけど、この難しい作品がちゃんと成り立っているのはCOCOちゃんのお芝居があったからこそだと思います。

 

監督:秋くらいから二人で特訓を重ねていたのでね。大変だったよね、どうだった?特訓の思い出とかある?

 

COCO:大変だったんですけど、やってるうちに楽しくなってて、楽しんで出来ました。

 

監督:僕も始める前に「これから稽古やるけど、結構厳しいこと言うかもしれないよ」って脅しめで言っていたので、それで厳しく言ったりもしちゃったんですけど。苦しいことを楽しんでくれていて、こっちも頑張ることができました。

 

―現場でもCOCOさんはこんな感じでしたか?

田中:現場だともっとふにゃふにゃしてたよね(笑)。でも初めてとは思えなくて、現場の途中で初めてお芝居すると聞いてびっくりしたし、正体を途中で知って「えー!」って。

 

監督:現場で圭さんがCOCOのインスタ見ながら「COCOすっげ!」って言ってるのを覚えてます(笑)。

 

―石橋さんが演じていらっしゃるのが小春の父に対して、脚本を読まれた段階でどのように思いましたか?

石橋:監督にお会いして、実際にあった事件からインスパイアされていて、病んでる日本をそのまま描いたらしいと。監督の考えている父親像は人として親として当たり前のことを教える普遍的な親父。昭和時代にあった家庭の雰囲気や親子の関係を表現しようと思いました。

 

―渡部監督のオリジナル脚本、かつ商業デビュー作というところで、決め手になったのはズバリどのようなところですか?

石橋:監督の自主制作した作品も観まして、メッセージになっているんです。今回の作品は自分の中でビジュアルを描いた時に非常に映画的だなと思いました。そこが非常に楽しみでした。

 

―本作の着想のきっかけになったことを教えてください。

監督:元々結婚してシンデレラのアフターストーリーを書きたいなと思っていて。ある実際にあったニュースで「運動会をやり直せと小学校に押しかけて校長先生に包丁を突きつけて保護者が逮捕される」というのがあって、それを見たときに今回やろうと思っているもののテーマに似ているなと思って。それを見た時に”すごい馬鹿だな”とまず思ったんです、でもそこには深い家族愛があったんじゃないかと思った。普段理解できない視点で描く映画を作りたいなと思ったのがきっかけです。

 

映画の見どころ

―監督からこれから観る方にメッセージをお願いします。

監督:皆さん普通に生きていて、幸せになりたいなとか願望があると思うんです。願望を持っていると知らないうちにプレッシャーを受けていて、気が付いたらそれですごく苦しんでいることは誰でもあると思っていて。今回の映画はそういう映画なので、観ながら誰でも”自分の話じゃないかな”と思えるような話になっていると思いますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。

 

―最後に主演の土屋太鳳さんから挨拶をお願いします。

土屋:小春も大悟もヒカリも個性的な登場人物ではあるんですけど、どこか皆さんの心の中にいたりとか、もしかしたら心の中の隣にいるかもしれないと思うようなストーリーになっております。”こういう状況の中で人を愛する”とか、”幸せとは何か”と改めて考えていただけるきっかけとなる作品になったのではと思います。ぜひSNSで感想を書いていただいて、送ってコミュニケーションが取れたら嬉しいです。どうか皆さん健康には気をつけて!本日は本当にありがとうございました!

 

脚本・監督:渡部亮平

出演:土屋太鳳 田中圭

COCO 山田杏奈 ティーチャ 安藤輪子 金澤美穂 中村靖日 正名僕蔵 銀粉蝶 / 石橋凌 他

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016 グランプリ受賞作品

映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)全国公開

配給:クロックワークス

©️2021『哀愁しんでれら』製作委員会

 

公式サイト:https://aishu-cinderella.com/

公式Twitter:https://twitter.com/aishucinderella #哀愁しんでれら

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