満島ひかり、佐藤健ら豪華キャスト登壇!Netflixシリーズ『First Love 初恋』配信記念プレミアイベントにマイナビティーンズメンバーが潜入レポート!

満島ひかり、佐藤健ら豪華キャスト登壇!Netflixシリーズ『First Love 初恋』配信記念プレミアイベントにマイナビティーンズメンバーが潜入レポート!

24日都内某所にて行われ、W主演の満島ひかりさん、佐藤健さん、八木莉可子さん、木戸大聖さん、夏帆さん、中尾明慶さん、荒木飛羽さん、アオイヤマダさん、向井理さん、小泉今日子さん、そして監督の寒竹ゆりさんがリムジンにて登場しました。

 

約20年にも渡る初恋の主人公・野口也英を演じられた満島ひかりさん

私は 2、3年このドラマの撮影に携わってきました。撮影の前は意気揚々、撮影中は苦しみながら…出来上がった作品を観て胸を張っていろんな人に観ていただきたいと思う作品ができました。沢山のスタッフの顔と素晴らしい俳優さんたちの顔、今日本で撮れるいいものがドラマの中にたっぷり映っていると思います。この作品が配信という形で届けられ、どんな風にいろんな人の心の中で根を生やして花を咲かせていくのか楽しみにしております。

 

もう一人の主人公・並木晴道を演じられた佐藤健さん

この作品の見どころは“アクション”です。それは走ったり戦ったりするわけではなく、僕が現場で監督に何回も言われてたことがあって。「もっと体温が2度くらい高いかんじで、細胞で脇立ってる感じで」と。恋をしているとき、好きな人と目が合うとき、考えているときって、体内の細胞が暴れ回って体温がグッと上がるんです。なのでこの作品は登場人物の細胞のアクションに注目していただきたいと思います。

 

也英の学生時代を演じられた八木莉可子さん

私の思うこの作品の見どころは、(作品を)観た後に1歩外に出ると、世界の解像度や彩度が上がるところだと思っていて。それぐらいピュアな部分が正直に描かれているので、観た後の世界を楽しみにして、作品の世界観を楽しんでいただけたらと思います。あと、ひかりさんと健さんのコインランドリーのシーンが台本の時からすごく好きなので、ぜひ注目していただきたいです。

 

晴道の学生時代を演じられた木戸大聖さん

今回の作品は、健さんと同じ晴道という役を演じさせていただく責任はすごくあって。大きな壁にぶつかったりもしましたが、ぶつかりながらもいろんな意味で成長できた作品です。観終わったあとに初恋の思い出などとリンクすることがあればいいなと思っています。

 

現在の晴道の恋人でカウンセラーの恒美を演じられた夏帆さん

一足お先に出来上がった作品を観て、壮大なラブストーリーは日本のドラマには未だかつてなかったんじゃないかなと感じました。主人公の2人が魅力的で、素敵なのでずっと観ていたいと思いました。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

 

晴道の学生時代からの悪友・凡二を演じられた中尾明慶さん

この作品の見どころは、アクションです。…パクっちゃった(笑)。僕自身、あまり経験のないキャラだったんですけど、非常に現場の雰囲気もよく楽しく撮影できました。ぜひ皆さんに(作品を)観ていただきたいなと思います。

 

初恋に無自覚な中学生・綴を演じられた荒木飛羽さん

両親役の向井さんと満島さんと、僕の幼少期役を演じている小綴の関係にずっと泣かされていて。やりとりを見て、笑うか泣くか…。そういうところに注目していただければと思います。

 

綴が出会うダンサー・小森詩を演じられたアオイヤマダさん

私思う見どころは、寒竹監督の繊細さや細さをすごく感じたところです。髪留め1つにしても演技にしても、本当に細かくて…私は皆さんほど出番は多くありませんが、なんて細かいんだろうって思いました。監督は料理が得意みたいなんですけど、みじん切りは超細かいんだろうなって思いました(笑)。

 

也英と晴道の運命に重要な手がかりを与える脳外科医の行人を演じられた向井理さん

監督をはじめとするスタッフの方々も、お芝居はもちろん、ものであったり時代であったりが全部丁寧に切り取っていて、繊細な部分、全てを大事にするような現場だったなと思います。それが画面に投影されていると思いますし、自分が出ていないところをすごく楽しみにしています。こうして皆さんとともに共有できることが幸せです。

 

也英と晴道の運命を翻弄する也英の母・幾波子を演じられた小泉今日子さん

このドラマはほぼ全編北海道で撮影をし、夏は緑いっぱいでお花が咲いていて太陽がキラキラしていて、冬は真っ白な世界になって。その景色と同じように、初恋という純粋な気持ちの裏に、登場人物みんなの痛みもドラマに描かれているような気がします。若い方が観ても、私と同世代の方が観てもキュンと胸が痛くなるような、くすぐったくなるようなシーンがたくさんつまっています。ぜひ楽しんでください。

 

本作の監督・脚本を務めた寒竹ゆり監督

この作品がここまで来るのには本当に長い時間がかかりました。世の中が変わるような出来事が起こったりして、無くなってしまうようなこともありました。でもみんなが高い志を持ち続けて、也英も晴道もずっとそのまま生き続けて…。この作品を作れたのは奇跡だなと感じていて、ここに立てていること嬉しく思っています。ここにいる役者それぞれに良いシーンがあるので、ぜひ24日から観ていただけたらと思います。

 

印象的なエピソード

佐藤健(以下・佐藤):晴道が担架で運ばれるシーンがあって、そこに也英が駆けつけて「大丈夫なんですか!?」というシーン。ここめちゃくちゃ印象に残っています。

 

満島ひかり(以下・満島):眠ってたよね?(笑)。

 

佐藤:はい、僕は寝るという芝居を求められているので。

 

満島:スピーって(笑)。

 

佐藤:いや、理由があって。俳優の感情がグッとなるシーンってスタッフも環境を整えて、良いシーンが出来てOKというのが普通なんです。ここは一見なんてことないシーン、でも満島さん的にはここが大事なんだということで1、2秒のために何回も目に涙を浮かべて気持ちを持っていく姿を見て、めちゃくちゃかっこいいなこの人って実は思ってたんです。

 

満島:寝たけど。

 

佐藤:かっこいいなと思ったからこそ安心して眠れたんですよ。

 

満島:撮影中のものもいっぱいあるし、20年以上の人生をみんなが演じていて。それぞれ少ししか出ない役の人でもその人の人生が映し出される場面はいっぱいあって。自分にも突きつけられるし、短いセンテンスの中でどれくらい人生が出せるだろう…という戸惑いが現場でもたくさんあって。撮影が始まる前に大聖くん、アオイちゃん、莉可子ちゃん、飛羽くんの4人にワークショップの先生として2、3回やっていて、本の話をしたりお芝居の話したり。健くんとも始まる前に台本の話をして、その中でも印象的だったのは普通の男子だったら、なんとなく過ごしてしまいそうな“彼女がウエディングドレスをフィッティングしているシーン”で健くん自身が役へ躊躇している姿を見て、この人は純真無垢に女の人を愛す人だなという印象を受けました。顔もかっこいいけど中身もかっこいいのかよって思いました。

 

木戸大聖:撮影初日のとあるひとセリフでテイク18やってしまい、監督にも見られてこのドラマは相当やばいってなりました。けど次の日にひかりさんと現場が一緒で、「昨日テイク18やったんでしょ」って言っていただいて救われました(笑)。

 

八木莉可子:ファーストキスと付き合ってからのキスシーンがあって、付き合ってからのキスシーンを先に撮ることになって、すごい緊張しちゃって、その日の撮影の前に一回も大聖くんと目を合わせていなかったらしく、怒らせたと思われてたみたいで。そのあとすごい謝ったんですけど、その分緊張が絵に映ってたら嬉しいなって思います。

 

小泉今日子:也英ちゃんのお母さん役なんですけど、初めておばあちゃんにもなりました。綴と娘の3人でしばらく楽しい生活して、息子を手放さなければいけない別れのシーンは悲しくて悲しくて。その時のひかりさんがすごく素敵なお芝居をしているんですけど、何も出来ない無力なお母さんという感じで印象に残っています。

 

向井理:僕は静電気ですかね。夫婦のシーンで毎回静電気が起きるんです。何回も撮ったんですけど、全部起きて…。普通の日常のシーンなのに2人とも驚いちゃっていますが、静電気のせいです。

 

夏帆:北海道の街を観光するシーンがあって、市場で健さんが大きいカニをポケットマネーで買ってて、それがあまりにもスマートだったので“スターは違うなぁ”って思いました(笑)。美味しくいただきました。

 

中尾明慶:僕トラックに乗って、駆けつけるシーンがあるんですけど。北海道の一本道で撮影していて、2km先くらいから一人でトラックに乗ってるんですよ。走ってても一向にカメラが見えてこなくて、道間違えたかなって思うくらい。ようやく見えてきて「こんなに走らせる意味あるの!?」って思いました。で、カットするんでしょ?やってらんないよー(笑)。

 

荒木飛羽:好きなシーンがあって、晴道が綴に大事なことを言うシーンなんですけど。風が強すぎて声が届かないし、健さんも反対向いていて声が来ない…、晴道かっこいいけど声が聞こえないという。

 

佐藤:丘の上で風がすごくて、寒くて。でもセリフはとても素敵なシーンです。

 

アオイヤマダ:撮影中ひかりさんとご一緒のシーンが多くて、スタッフさんの名前を言いながら癖を真似するんですよ。ひかりさんの演技ってこういうところから来ているんだ、って感動しました。

 

ひかり:スタッフの名前を細部まで覚えるくらい撮影期間が長かったんだと思います。エンドロールを観て全員の名前がわかるのは初めてでした。

 

運命を感じた瞬間

満島:初めて寒竹監督に会った日に、こんなに大きな作品でラブストーリーで、可愛い顔できるのかな、とかいろんな逡巡があったんですけど。監督に初めて会った日、バイバイした後なぜか涙が出てきて、家のドアの前までずっと泣いてて。自分の力では及ばない何かを感じて、そういう縁もあり参加しました。

 

佐藤:景色の綺麗なところでキスをするすごく大切なシーンがあって、現場に行って「雲が出ていて今日は撮れない」という日が何回もあったんです。二人で「まだするなってことか」って話してて。そこのシーンは神様の許しを得て撮れた大事なシーンなのでぜひ観てください。

 

サプライズでオーケストラによる「First Love」の演奏、キャストの中には目を潤ませている方も…

 

キャストを代表して御三方よりご挨拶

寒竹監督:撮る前に健くんとひかりちゃんとご飯を食べながら「日本のドラマを世界の方にも観てほしいね」と。Netflixにちゃんと脚本を作る時間を貰って、宣伝もこんなにしてもらって。俳優も本当に素晴らしいパフォーマンスをしてくれて、最後までやらせていただけて。エンドロールも素晴らしいキャストとスタッフが載っているので最終話だけでも観ていただけたらなと思います。この場をお借りして、宇多田ヒカルさんがイエスと言ってくださってこの物語が始まりました。本編を見ていただけたらなと思います。

 

佐藤:伝えたかったことは全部監督が伝えてくださったんですけど、本能に贅沢な現場だったんです。細部までこだわって映像も美しく、ワンカット全てにこだわり、妥協することなく作ることができて、俳優にとってはこれ以上にないくらい贅沢な現場でした。参加させていただけて嬉しいです。でもこの環境は当たり前だとは思ってなくて、お金がかかることだし結果を出さないと同じ環境でものづくりができるかどうかはわからない。日本のエンタメを盛り上げるためにもこの作品を観ていただいて、面白いなと思っていただけたら、たくさんの方に広めていただきたいです。

 

満島:宇多田ヒカルと同じ年の監督がいて、Netflixのスタッフさんも年が近くて、初めてそういった方々と作品を作るのも私にとっては大きな出来事だったなと思っています。俳優のお仕事大好きで続けていきたいなと思いつつも、自分の人生を画面に映すことは怖い作業でもあって、一生こういう作品やらないかもしれないけど、人生で持ってきた感情をまとめて出せたらいいなと思っていました。仕上がったものを観て、監督の美しかったり、誰にも見せたくないものをこの9話の中に広げているなと。登場人物それぞれ大好きなシーンがあるくらい良い作品になっていると思います。ぜひ日本の最高のラブストーリーを世界へ!よろしくお願いします。

 

Netflixシリーズ『First Love 初恋』は11月24日(木)よりNetflixにて独占配信

 

取材・文/ゆめ

編集/マイナビティーンズ編集部

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